河口湖合宿#2 鳴沢氷穴

今回訪問する鳴沢氷穴とは実際はどんな形だろうかと事前に調べていて気になっていました。

私たちは富岳風穴を訪れ、さらに車で約3分の距離にある鳴沢氷穴に着きました。富岳風穴はかなり涼しいと感じましたが、ここは更に寒い、なんと、内部の気温は0度まで下がる所でした。入る前に色々な注意事項の案内をもらいました。 一番天井が低いところは90cmの高さで、ちょうど近くにあった受付カウンターの高さと同じぐらいでした。滑りやすいので必ずヘルメットも着用することになっていました。おかげで、ちょっとした心構えができ、いよいよ内部の探検が始まりました。 

入口から冷気を感じ、また地下21mまでの深さで急傾斜でした。岩を踏みながらどんどん地下へと進むと道は狭くなり、平凡な道はなく、階段や非常に狭いトンネルみたいな探検路が続きました。ほんとに洞窟そのものでした。昔の人はここを冷蔵庫として使用してたようですが、こんなに狭くて、滑りやすくて、そして暗い洞窟を使っていたということは、冷蔵庫がなかったからだと思いました。つまり、科学の発展が本当に人々の生活を便利にしてくれたんだな、と思いました。今は普通に部屋でアイスやかき氷などを食べることができますが、昔の人にはそれはかなり贅沢なことであったんだろうと思いました。そう思いながらも、滑り台のようなトンネルを通って、階段を下り出会った氷の壁や氷柱は、自然ってほんとに素晴らしくて不思議なものだな、と思いました。青い照明が照って氷柱はもっと美しく見えました。色んなスポットで驚いたり写真を撮ったりしたら、あっという間に探検コースが終わり、地上へ出ることになりました。 

出た瞬間、”暑い!“と思うぐらい、氷穴内部の温度に慣れていたのを気付きました。服には知らないうちに天井から落ちた水玉の跡が残っていて、何だか記念になりました。いきなり秋に突入したような、綺麗な氷が見られたことはとてもいい経験だったと思いました。この度はいい時期に夏合宿で山梨県の自然を体験することが出来て嬉しかったです。企画してくださった先生方やメンバーに感謝します。