11月12日から北京師範大学は9連休に入ります。今までも大型連休は月に一回ほどありましたが、それはすべて国の祝日でした。しかし今回は北京師範大学独自のお休みで自習期間のようなものだと聞きました。幸せです。北京師範大学で主催している実習旅行もあります。私はそれには参加せず、6日間成都、西安、九塞溝、黄龍に行く予定です。

とても楽しみですがハードスケジュールなので気合を入れて頑張ります。中国は日本に比べて物価が安いですが、交通費はそこまで安くありません(笑)。今回は繁忙期ではないので北京―成都、西安―北京間は飛行機のチケットを割安で取ることができました!だいたいの旅行は高铁(日本の新幹線のようなもの)を利用しますが北京―成都間は高铁で24時間以上かかります(泣)。さすが中国、とてもとても広いです!成都―九塞溝間もバスで10時間ほどかかります。6日間のうち総移動時間だけで1日半ほどはつぶれてしまいそうです。そのうえ、二つの都市、九塞溝・黄龍をめぐるのですから本当に大変です。
旅行の計画を立てている際に気づいたことが二つあります。
一つ目は入場料が高いことです。ほかの物価が安い分、高めに感じているだけかもしれませんが、九塞溝、黄龍、西安の兵馬俑など世界遺産の入場料が思っていたより高いです。遺産の保護の目的だと思いますが、私的にはトイレの整備にも回してほしいなと思っています。
二つ目は、日本と中国は本当にずっと昔からつながっていていたということです。中国の古都・西安は中国の歴史上最も多くの王朝の都となった場所です。平安京のモデルになったことでも有名ですよね。小学校の時に教科書で学んでいても、いざそこに行くとなるとなかなか感慨深いものがあります。隣国で、なんとなくいつも日本と日本人の身近にあった中国ですが、近いからこそ分からなかったこと・感じていなかったことが多くあると思いました。知っていたはずのことでも、現地で暮らしたり改めて調べてみることで、本当の理解に近づいたり、そこから感じるものが新しく生まれるこの感覚が私は大好きです。なんとなく、もっとたくさんの日本人に中国を訪れてほしいなと感じました。
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