先日、中国人の友人が参加したバレーボールのイベントを観戦してきました。このイベントは中国語で「大马排」と言います。これは「大型马拉松排球」の略で、日本語に訳すと「大型マラソン式バレー」でしょうか。このイベントの概要は、12時間以内に今年の西暦(今回であれば2019点)に達するように試合をし、試合を通して2020年東京オリンピックを迎える選手たちへ祝福を送るというものです。2017年に1回目のイベントが行われ、今年で3回目を迎えました。今年は100名以上の応募が集まったそうです。その中には北京以外の都市からはるばる参加しにきた方もいました。

 紅組と白組に別れて試合をしています。朝の8時から試合が開始しました!3コートを使用し、得点を累計し、早く2019点に達した組の勝利となります。面白いところが、この試合には休憩やタイムアウトがないことです。「マラソン式」という名前の由来はこのルールからきているのだと思います。その代わり、メンバーチェンジは無制限です。1ローテーションごとにメンバーを交代させたり、リベロ制にしたりと、チームごとに個性があり観ていてとてもおもしろかったです。

 今回の参加者の多くは社会人でした。みなさん本当にバレーボールがうまかったです。何歳になっても好きなことをしている姿は本当にかっこいい!!日本にも、誰もが参加できるこのようなイベントがあればいいのになと思いました。お昼過ぎには特別ゲストとして北京女子チームが来てくれました。まるでトップクラスの試合を観ているかのようで、夢のような時間でした。

 これは試合終了後の集合写真です。

 今年は2019対1993で白組の勝利でした。わたしは中国に来てなかなかバレーボールをしている中国人に出会えず、人気がないのかなと思っていましたが、この日を境にわたしの中国人に対するイメージも大きく変わりました。バレーボールを愛している人がこんなにたくさんいて、そして彼らを輝かせる舞台があるということにとても感動しました。

(N)