先週はついに待ちに待った国慶節でした。1日はデンマーク人の好朋友と中国人に紛れて軍事パレードと一般のパレードを観ました。朝と夜の2部に分けてやっていたのですが、日本でやったらみんなに税金の無駄遣いと批判されるんだろうな、と思うぐらい豪華なパレードでした。後ろの席の中国人学生が中国建国70周年の服を全身にまとい、国旗をもっていたのをみて愛国心がすごいな、と思いました。同時に、彼女に限らずテレビ内の人々の過度な愛国心に違和感も覚えました。日本では見られない光景で、とても刺激的でした。

 国慶節はこの日だけで終わらず、1週間のお休みでした。私は一人で江苏省の南京と揚州に行きました。将来教員になりたい日本人として、また、中国に来てから多くの中国人・韓国人などと交流してきた身として、南京という地にはとても興味があり、いつかは絶対行かないといけない場所だと思っていました。

 南京に着いたら真っ先にこの旅の最大の目的である「南京大虐殺記念館」に行きました。南京に向かう途中の新幹線内で記念館は数時間待ち、というSMSが届き、恐る恐る行ってみると4時間待ちといわれました。中国人の南京大虐殺に対する関心の高さには驚きました。ディズニーより並ぶスポットがこの世にあるのかと唖然としながら暑い中頑張って一人で並んでいたら、50分で入れました。4時間とは何のことを指していたのでしょうか。記念館内は人が多すぎてゆっくりと回ることが出来ませんでしたが、それでも心の痛む写真や展示物が数多くみることが出来ました。中国人が怒りで震えながら子供に写真の解説をしている姿をみたとき、いたたまれない気持ちになりました。日中の友好を願うメッセージが最後のところにあり、自分にできることは何だろうと考えさせられました。

 その後は、2日間かけて南京の有名なスポットをほぼ回りました。特に印象深かったのは紫金山です。この山の中にいくつか有名なスポットがあるのですが、突然登山好きの我が家の血が騒いだのか、登山をしたくなり、1人で登山ルートから山頂を目指してみました。想像以上につかれました。でも山道は人が少なくてよかったです。(それ以外のところは本当に人が多すぎました。)

南京・夫子廟
南京・中山陵

 

 

 

 

 

 

 

 そして3日目は、揚州という小さめの都市に行きました。南京から新幹線で1時間ぐらいです、南京よりは人が少なくてよかったです。たぶん、外国人は自分だけだったと思います。

揚州・個園

 

 

 

 

 

 

 まだまだ書き足りませんが、このあたりで締めくくりたいと思います。

 とても充実していた国慶節でした!

 (O)