『月木通信2019』ー北京留学生の夜

 こんにちは。もうすぐ私の留学前期が終わろうとしています。早いものですね。留学が始まった当初は全く中国語を話すことができず、人とコミュニケーションをとることに対して、とても臆病に感じていました。ですが、今はその頃の自分より少しは成長できたのではないかというように思います。そして、留学前期の締めくくりに待っているのはテストです。ひええ。そう、テストです。今回はテストの内容として作文が含まれており、テストの時間内に作文を書き終えられるのかがとても心配です。頑張ります。

 北京師範大学では毎年この時期に「北京留学生の夜」という会が挙行されます。いったいどういう大会なのかというと、北京師範大学に留学する各国の学生たちが、自分たちの国の音楽やダンスを創意工夫し、留学生だけではなく本科生の中国人や、発表者の家族など、大勢を招き発表するというものです。

 この大会は先週の日曜日の夜に開催され、同じクラスのハンガリー人の友達、そしてその子の友達と一緒に観に行きました。この大会は大学内にある体育館で行われたのですが、このただの体育館がその日はライブ会場のようにライトアップされ、会場に入ると大きなペンライトを与えられ、まさにライブのようでした。

 当日は、日本、韓国、インド、モンゴル、アフリカ、ヨーロッパなど様々な国の学生が発表を行っていました。感想を思ったままに述べると、とにかく楽しかったです!!!本当に楽しかったです!何が楽しかったって、中国にいるのに、世界を垣間見たかのような気分になれたことが、まず一つです。韓国の学生だったら、伝統衣装を着て、韓国の伝統音楽にのせて舞踊したかと思えば、その後にはK-POPに合わせてダンスをしていて、(おそらく)ヨーロッパから来た学生は、クラシック音楽に合わせて、男女で組んでダンスをしていて、アフリカから来た学生は、民族衣装を着て活気のあるダンスをしていて、これが[多文化]か!と強く感じました。

発表者全員が最後に[We are the world]を歌っているシーン

 そして、文化を知るって、こんなにも楽しい経験なのだと気づきました。そして、二つ目は一体感です!発表中に会場中のあちこちで「ふう~~~!」とか「わーお!」という声がいっぱい聞こえました。私もその日初めて会った友達と同じように叫んでペンライトを振って楽しんでいました。本当に楽しかったです。北京の夜を終えて思ったことは、もっとたくさんの文化を知りたいということ、そしてもっと留学生との輪を広げようということです。後期の留学にも希望が見えてきた気がします。

(Y)