『火金通信2021』初心

皆さまこんにちは^^
キャンパス・アジア事業のダブルディグリー・プログラムを通じて、「ソウル教育大学校教育専門大学院」に留学をしています2020年度修士課程 の【K】という大学院生です(^~^)

今週は、外国人登録というものに行ってきました。

ソウル出入国外国人庁

ソウルに長期滞在をする外国人が外国人登録というものを申請しに来る場所です。ヨーロッパ、中東、アフリカ、様々な国々からの訪問者がいて、ソウルにいながらもソウルではないような独特な雰囲気が出ていました。

この外国人登録を終えて、6週間後辺りに外国人登録証という免許証のようなものが発行されるようなのですが、それによって初めて通販や出前等のネットショッピングができたり、銀行口座の開設等ができたりするようで、長期留学者は必ず取得するようにとソウルの大学側からお願いされているものでした^ ^;
(90日以上の滞在の場合は、必ず取らなきゃいけないもののよう。)

さて次は、大学周辺のお店紹介です^^
日本から来る人にはぜひ食べてほしいところばかりですね^^

 それから今日も、ぜひ授業の近況についてお伝えしたいです!
 教育演劇専攻独特ではあるかもしれないのですが、毎回の授業がかなり楽しいんですよね。今週は一発芸大会というか、「自分の自己紹介を3分以上の1人芝居で表現して」というテーマで各自発表していきました。
 本当に面白かった!^^
 笑いあり、涙あり。表現をするって、本当に楽しいことです。笑

僕は、アナ雪の「Let it Go」をBGMにして、紙吹雪をたくさん作り、
その紙吹雪一つ一つに自分の個性や生い立ちについて一言ずつ書き記して、
エルサ(アナ雪の主人公)の動きに併せて3分間ランダムに掴んだ紙吹雪を読み上げられるだけ読み上げました^^(韓国語)
「ありのままの姿見せるのよ or “Let it go”」
の歌詞と僕の気持ちがリンクして、かなり泣きそうでしたね。
本当に良い歌詞なんですよ。

The snow glows white on the mountain tonight
Not a footprint to be seen
A kingdom of isolation
And it looks like I’m the queen

というところから始まって、
 1人新しい世界に身を投げ打つ状況が今の自分にすごくぴったりなんですよね。^^
 そんな自分自身について正確に正直に発表していく3分間とその準備時間を通して、本当に「ありのままでいいな」「今はもう、なんでもできるな」という自信を感じるようになり、クラスメートのみんなにも僕の正直な気持ちを伝えることができ、上手く理解もしてもらえたので、なんとも表現し難い素敵な機会と時間になりました。

 また他にも、今週は天気が良かったので、街を回りながらの現地調査もバッチリ行なってきました〜

大学近くにある韓国の最高裁判所

 それと、一つ写真を撮り忘れたのですが、日曜日の夕方ごろに大きな建物の中から大勢の人々が出てくるのに遭遇するという印象的な出来事がありました。マスクはしているものの、これコロナの時期に大丈夫だろうか?と瞬間考えるようになりました。良く見てみると、キリスト教のすっごくでっかい教会のようで、あぁ、これ、礼拝の後か、と予想をしてみた反面、感染拡大がちょっと心配にはなりました^ ^;

 確かに、日曜の日中は毎週なんだか街が静かだなぁとは感じていて、今回の発見でなんとなく、もしかしてみんなこの時間は教会に行っているのかな??と予測が立つようになりました。とりあえず下手に勧誘をされないように気配を消して歩き去ってはいきましたが(もちろん宗教自体は悪いものではありません)、そういう文化背景もあるのだなと勉強になりました。もしもオンラインで礼拝等がなされていたら、最先端かつ安全なのかもしれないな、と思った現地調査の時間でした。(その日が特別に集まっていただけなのかもしれないという可能性もありますよね^ ^;)と、今週も旅をしつつ、実践的に研究もしつつ、楽しく過ごせた1週間でした^^

 それでは、ここからは今週のまとめとして、【初心】というものをテーマに最後、お便りを書き収めていきたいと思います。幼稚園や小学生の頃、または中学生の頃、自分がこんな海外の世界に挑戦をしていることになっていようとは、予想もしていませんでした。高校生になって初めて、1年間の海外留学というものを通してアメリカに1人、挑戦をさせていただき、自分の無力さやメンタルの不安定さに悩み、もっと強くなろうと決心をするようになりました。その留学期間中に、考えが変われば行動も変わるというマジックに気づき、考え方を良くしていこうと毎日挑戦を積み重ねました。こんなにも自分が考え方一つで変われたのだから、「今後二度と、自分のような無力感を感じる子供は輩出しまい」と思って教育の道に進むようになりました。
 今、あの時よりはちょっとだけ大人になって、1年の海外留学に挑戦をしている自分自身がいます。今回は、自分の専門性を極めて、自分のできることを一層磨いていくために、ソウル教育大学の教育専門大学院へと海外留学をさせていただいています。高校生の時に感じた初めの心は、ぼんやりと、教育界に入って子供の幸せを考えよう、という思いでした。
 しかし、月日が流れるにつれ、その夢の実現が具体的になっていき、教育演劇という専門的な力を持って関わっていく、という個性に変わっていきました。その過程の中でいろんな人がいろんなことを言うことがありました。
「もう少し考えた方がいい。まだ夢を追いかけているんだね。君は夢追い人だね。」と学部時代に言われたのは本当に傷つきました。夢を追って何が悪いのか、子供の幸せを考えて何が悪いのか、と今でも思うことはあるのですが、大学院にきて、自分の個性に合ったものを一層突き詰めるようになって、今、本当に夢を追い続けて良かったと確信しています。
 幼い学生に対してそのように言ってしまう教育者の一言にも気をつけなきゃいけないし、もっと良い言い方で導けるような教育者に僕はなりたいと思っています。初心って、結構純粋で、大人から見るならば、本当に未熟な幼い心だと思っています。それは当たり前だと思っています。しかしその心を鋭く傷つけてはいけないし、もっとそういう幼心をわかってあげて大切な一言を伝えられるように、自分自身の本質的な教育力を高めていかなければならないと思っています。

 このような貴重な機会を通して夢を追いつつ、具体的な力に変化をさせつつ、
 このようなチャンスをくださって支えてくださっている皆様には、
 本当に感謝をしていきたいと思っています。
 続けて頑張ります^^

 ここで今週のソウル通信は以上となります!
 あんにょ〜ん(^ ^)/
 【K】