自己紹介に替えて
初めまして、今年の秋学期から韓国ソウル教育大学に留学中しているKです。学芸大では<教育AI研究プログラム>所属していましたが、ソウル教育大学では<環境持続可能発展教育専攻>に所属しています。研究分野では「デジタルシティズンシップ」を専門に学んでいます。これから毎週火曜日にソウル留学だよりを投稿させていただくので、読んでいただけたら嬉しいです。
初めましてということで、少し自己紹介をしたいと思います。僕は浪人時代、「いかずに死ねるか」という本に出会ったことをきっかけに東京学芸大学を目指しました。本の内容は自転車での世界一周紀行をエッセイにまとめたものです。当時、その内容に衝撃を受けて自分も世界一周がしたいと思うようになりました。
なぜ、それが学芸大志望へ繋がったのか、今思い返すと不思議です。当時の僕は、「世界一周のために貯金→国公立の大学→家から自転車で通えるところ→学芸!」という思考回路でした。今考えると何も繋がっていないように思いますが、この1冊の本との出会いがなければ、学芸大に来られなかったかもしれないので感謝です。また、高校まで1冊も本を読み終えたことがなかった僕に、読書の面白さを教えてくれた高校の担任の先生にお礼を言いたいです。
大学での経験から、自分の夢を通して教育に貢献したいと思うようになりました。現在は、環境問題や人権問題を扱うジャーナリストになることが僕の夢です。日本の子どもたちと一緒に社会を考えられるような記事を届けたらなと思っています。また、世界を知ることで子供たちの夢の選択肢を広げられるのではないかと考えています。この留学を通して、環境問題・人権問題について専門的に学び、情報を正しく伝えるとはどういうことか学んでいきたいです。
2週間の隔離生活
自己紹介にお付き合いありがとうございました! ぼくは、今年の8月16日(月)に、無事日本から韓国へやってきました。コロナの影響で、渡航後は2週間の隔離生活が待っていました。施設では一歩も外に出られないと聞いていたのでつらい日々を想像していましたが、施設に着いてみると、オーナーの方から屋上に出てもよいと言われました。
実は、屋上が大好きだった僕は、毎日屋上へ出て読書や筋トレをしていました。8月22日にはソウルタワーの上に浮かぶ満月も見ることができました。また、隔離部屋では新しい専門の研究に向けて、先行研究を読み漁っていました。隔離生活とは言うものの、とても有意義な生活を送らせていただと感じています。

寄宿舎へ入寮
隔離生活を終えて、8月30日(月)から大学構内にある寄宿舎に入りました。大学院の授業はすべて夜間授業で、18:30~21:30と長丁場です。韓国語での授業のため、日中は授業準備に充てています。研究と授業でスケジュールがびっしりですが、毎日刺激的で充実した日々を送っています。
しかし、4週間前のこと、スマホが車に引かれる事件が起きました。横断歩道を渡る途中に落としてしまったようです。妹に電話で話したところ、「スマホが代わりに轢かれてくれたんだね」と言われました。命に代えればスマホの一つも安いものですね。修理屋さんに行くと、店長のおじさんはさんは関西弁交じりの日本語がペラペラでした。福岡と大阪に住んだことがあるそうです。
部屋は二人部屋で、中国人の留学生と共同生活をしています。お互い母国語が違うので英語で会話しています。彼は、僕が夕飯を食べていないことが分かるとお菓子をくれます。寄宿舎には共同で使えるキッチンがあるので、一緒に料理もします。中国語も教えてくれるので、韓国語と英語と中国語の3か国語を同時に学んでいます。【T】
