『火金通信2021』自分を創ること

皆さま、お久しぶりです^^ 
秋学期も始まりましたので、今日からソウル通信を再開します。

キャンパス・アジア事業のダブルディグリー・プログラムを通じて、
「ソウル教育大学校教育専門大学院」に留学をしています
2020年度修士課程 の【K】という大学院生です(^~^)

春から書いてきたソウル通信は、自分の感性を少し潰して、
ちょっと背伸びをして描いていたのかな、と思ったりしたので、
一応、芸術コースとして、ちょっと感性の通りに書いてみたいなと思い、
読み物というよりも、感じてみる便りとして触れていただけたらなと思ったりして、
執筆を始めようとしています。

ソウルの都心部は、高層ビルがたくさん。
立派だなぁと思いながら、何か、その美しいと思う心には違和感があったり、
夜の景色も、ビルから漏れた蛍光灯の光が街をキラキラと照らしてはいるけれども、
空に浮かぶ月の光の美しさには到底敵わない輝きだなと思ったり。
そのビルに感じる美の違和感は、きっと、自分を差し置いて、
他のものを美しいと思う矛盾からきたものだと感じたり、
自分という持ちビルがあるのに、自分のビルの建設の手を止めて、
他の人のビルを見て、羨ましく思っている矛盾からきているものだと感じたり。
そんなことを感じているよりも、自分のビルをもっと美しく創ろうと考えるべきじゃない?
という疑問を、自分の本性は感じているのかな、と思います。

梨泰院の陸橋から見える景色

何が言いたいのか。
人を美しく思ったり、羨ましく思ったりする心は、少なからず誰にでもあることだろうけれども、
収入の差や、社会貢献の知名度、持っている財産の数、人々への影響力、いろんなものに対して、
他の人を見て、比較することに心を奪われていたら、
そっちの方がより大きなものに見えてくることがあるのかもしれないけれども、
それって結局苦しいなというか、
例えば、素敵な異性に出会って、素敵だなと思うことも素敵だとは思うけれども、
それよりも、自分を素敵に創ることに集中して、
自分をもっと美しく創ることの方が価値があるんじゃないかと思ったり、

そうやって美しく創った自分を通して、
相手に美しいことをしてあげる方が、相手のことを羨ましく思ったり、
美しさに心を奪われたりすることよりも、もっと良いんじゃないかと思ったり、
そうやって美しく創った自分が一生、永遠に自分を見て、自分に満足をして生きることになるから、
時を経て美しさが剥がれていくような相手の外的なものに目を奪われるよりも、
時を重ねるごとに美しく創ることができ
る内的な自分自身の認識や考え方を作っていく方が有益ではないかと思ったり。

夜空に輝く、自信満々な月のように、
どんな暗闇の中にいたとしても唯一無二の輝きを放っている、
そんな人間に自分を作ってみたいなぁ、と都心のビル群らを見て思いました。

今の自分は、
自分ではないビルの輝きを見て、美しいなと思ってしまうことがある、
けれども、自分自身ももっと美しく作ってみた時に、
月になってみた時に、自分以外の輝きに目も暮れない、
立派に創られた作品の人生を生きられるのかな、
そうやって創ってこそ、幼い星のような子供たちに、光を分けてあげられるのかな、とか思ったり、
周りのビル群に埋もれて、自分のビルを創る作業を止めてしまうような経営者ではなく、
鑑賞している暇があったら、早く自分のビルを建てて、事業を開始しなよ、とか思ったり。

「自分を創ること」は、当たり前のような言葉に思えるけれども、
どこか現代人が見落としがちな、大切な感覚なのかな、
僕は気づかなかったな、考えを改めなきゃな、創らなきゃな、
と思った夜があったことを、書き残します。

また来週も見てくださいね^^
あんにょ〜ん(^ ^)/

【K】