『火金通信2021』生活を研究してみるとわかること

アニョンハセヨ~ 
火曜日担当の【T】です。

先週水曜日の朝、寄宿舎から外へ出ると空気のにおいが変わったことに気づきました。
世の中ではすでに秋と言われていますが、僕はこの日から季節が移ったなと感じました。
母は、「季節の移り変わりがわかる子になってほしい」という願いを込めて、名前に「季」という字を入れてくれました。少しは願った通りに成長できたかなぁと思うきょうこの頃です。

それでは、今週もキャンパス・アジア通信、始めま~す。

実は初球打ちバッターだった!?

 人は、ピンチの時に本来の性格が現れると言いますが、まさに毎日ピンチの連続です。何がピンチかというと、時間です!研究と並行して韓国語での授業も受けているため、予習や課題を終わらせるのに必死です。

 先週の日曜日のこと、夕ご飯の店を決めるのに迷い、次の日の授業の予習をする時間を無くしてしまいました。帰り道、反省しながらトボトボ歩いていたとき、ふと思い出したことがあります。

 小学校の頃、少年野球チームに入っていました。監督に「初球を狙え」と言われていたので実践した結果、年間の打率は4割8分でした。ホームランを打ったのも初球の内角低めだったのを覚えています。逆に、追い込まれると弱いのが特徴でした。

 このことを思い出したとき、本当の自分を取り戻したような感覚がありました。「千と千尋の神隠し」でハクが自分の名前を取り戻したシーンをイメージしていただきたいです。

 「初球打ちバッター」という本当の名前を取り戻したので、今日はカンナム駅にある本屋で用事を済ませてから、迷うことなく最初に目についたカフェに入ってこの通信を書いています。僕の性格を分かって指導してくれた監督に‘ありがとう’と言いたいです。

カンナム駅のカフェ「Kyo」

カボチャの種

 毎朝サンドイッチを作っているのですが、今週はかぼちゃを具材として使いました。最初はかぼちゃの中にある種を捨てようと思いましたが、「いや、ちょっと待てよ…」とスマホで調べてみると、炒めて食べられることが分かりました。

 一つのかぼちゃの種の量は思いのほか多かったけれど、分けるのがめんどうくさくなって一気に炒めてしまいました。その結果、、、やっぱり多かったです。硬いので噛むのが大変でした。ビタミンが豊富なかぼちゃの種ですが、少しずつ食べればよかったなと思います。

 この事から、何事も「小分け」にするのが苦手な性格なのだと気づきました。課題をやるときも、一気にやろうとするけれど集中力が続かず、夢の中に出掛けることが度々あります。考えた結果、「小分け」にするためには、「構想」を立てることが大切だと思いました。

 「構想」を立てるためには<目的><目標><計画>が必要だと思います。今回の件で例えるならば、<目的>=「ヘルシ―でおいしいく栄養を摂ること」、<目標>=「毎食少しずつ食べること」、<計画>=「1回10粒、7日に渡って食べる」のような感じでしょうか。ちなみに、カボチャの種はオリーブオイルと塩で炒めるとおいしくいただけます。

オリーブオイルの蓋

 毎朝活躍してくれるオリーブオイル、いつも共有キッチンの棚に置いているのですが、縦の幅が足りなくて横に寝かしてあります。水曜日の朝、いつものように棚から手に摂るとふたが完全に閉まっておらず、オイルが漏れて棚が汚れていました。

妹がくれた塩とオリーブオイル

 普段の生活を振り返ってみると、最後の締めくくりが得意ではないと気づきます。授業を受けても、内容をまとめずに次の授業へ進んでしまうことが多いです。思考の種類には、アイデアを広げる「拡散的な思考」と出したアイデアをまとめていく「収束的な思考」があると言われますが、僕は「収束的な思考」をもっと身につけたいなと思います。そのためには、内容を全部網羅しようとせずに「核心」を掴む力が必要ですね。欲を張らず、一つでも記憶に残るように意識したいです。

李時珍は僕の親戚?

 

 先週は、中国の科学史についての論文を要約する課題がありました。その論文の中で‘李時珍(りじちん)‘という人物が出て来るのですが、その人との共通点を見つけました。

 ’李時珍‘は16世紀に古代中国の薬学知識を本にまとめた人で、その本は当時多くの国で翻訳され世界で流行しました。

 まず、名前に共通点を感じました。「李」という字は、「すもも」や「おさめる」という意味があるそうですが、「李」に「時」を加えたら「季」になると発見しました(少し無理やり)。また、彼が生まれたのが1518年なのですが、僕の誕生日が5月18日なので、数字がぴったり一致していました。

 彼は医学だけではなく、科学、地学、天文学など、様々な分野にも精通していたそうです。彼のように多くの才能を磨くために一番必要なのは、何より「時間」だと思います。‘李時珍’は時間を治めることができたからこそ、多くの才能を磨けたのではないでしょうか。彼のように、時間を治めて自分に秘められている<無限の可能性>を発掘していきたいです。

先週は些細なことから自分自身の足りなさを知るようになったり、
自分の名前について考えたり、偉人との共通点を見つけるようになりました!
生活を細かく見てみると、自分を知るヒントがたくさん落ちていると感じる今日この頃です。

今回の投稿はサザエさんのように4本立てになりました。
それでは、来週もまた読んでくださいね~。ジャン、ケン、ポンッ!…うふふふふ。
あんにょーん 
【T】