こんにちは、
現在ソウル教育大学専門大学院に留学している【T】と申します。
専攻は<環境・持続可能発展教育>に所属しています。
ソウル教育大学は、8月30日から秋学期が始まり、来週から冬休みに突入します。
ぼくは、一足早く先週の水曜で学期末テストを終えました。
同じ専攻には、現職の学校の先生がほとんどで、会社員の方が他を占めます。
なので、「~先生」と名前を呼び合うのが普通です。(学生の僕には慣れないですが…)

「環境持続可能発展論」という授業のテストでは、同期の方の仕事の都合上、夜の10時から始ました。
仕事の後にそのまま大学院のテストを受ける先生は本当にお疲れだったと思います。
当然韓国語でのテストだったので、あらかじめ考えをまとめておく必要がありました。
その際に、ソウルの環境教育センターで働いている同期の先生がテスト準備を手伝ってくれました。
日本語を韓国語に翻訳しても伝わらないことが多く、現地のニュアンスに直してくれました。
テスト内容に関しても、議論することでさらに知見を広げてもらいました。

今学期を振り返ってみると、ほかにも多くの人たちに助けがありました。
研究室の教授には、定期的に個別のミーティングを開いていただき、
韓国での論文を書くため親切に指導していただきました。
寄宿舎では、掃除のおばさんにサツマイモや白米、時には大学内にある食堂の食券もいただきました。
節約生活をしているので本当にありがたかったです。
その食堂のおばちゃんも、ぼくが行くといつも大盛にしてくださいました。
事務のおじさんは、困ったことがあったら何でも言ってくれと声をかけてくれます。
この記事を毎週読んで下さっている、高校時代の担任の先生からも、
記事の感想と応援のメッセージをいただきました。
勉強で疲れている時、姉や妹からラインが心の支えになりました。
経済的に苦しくなった時には父からの助けをもらいました。
電話するたびに、母は明るい声で応援してくれました。
このように、たくさんの人たちの親切に支えられて今の自分の生活があります。

その反面、自分の足りなさと無力さも感じます。
自分のやり方にこだわってしまい、授業の予習や復習をよくできたとは言えません。
求められているほど研究も進まなかったし、語学力も上がらなかったと感じます。
応援してくれるすべての人たちに申し訳なさが残る秋学期となりました。
それでも、確かに韓国へ来た時よりも、韓国語が話せるようになっている自分がいて、
確かに日本にいた時よりも、自分について知るようになりました。
研究を通して、個性や生き方について考えるようになり、研究の面白さを知りました。
少しばかり、料理も上達しました。
振り返れば、そこには成長の軌跡があり、一歩一歩だけど、前に進んでいます。
失敗したこともあるけれど、前だけを見て進んでいきたいと思います。
これからの冬休みは、再スタートだと思って、よく過ごしていきたいです。
今まで成長させてくれた両親のためにも、成長した姿で日本へ帰りたいと思います。
それでは、また来週もよろしくお願いします。
さようなら~。
【T】