『火金通信2021』図らずもプチ旅行

こんにちは、
現在ソウル教育大学専門大学院に留学中の【T】です。
最近のソウルは、朝晩の気温がマイナスまで下がります。
ユニクロのヒートテック・タイツがなければ、この冬を乗り切れそうにありません。

さて、韓国ではコロナの感染が以前に増して広がり、感染対策が厳重になりました。
特にソウルにおいては、2回のワクチン接種を終えていないと
お店に入れないほど厳しい措置が取られるようになりました。

先週の土曜日にはソウル教育大学の寄宿舎でも一斉消毒が実施され、
10時から15時まで寄宿舎を出なければいけませんでした。

ぼくは、友人と一緒に光化門(カンファムン)駅にある景福宮(キョンボックン:경복궁)を訪問しました。
景福宮(1395年設置)とは朝鮮王朝時代の「王宮」のことです。

この日は朝からマイナス10℃と非常に寒く、向かう途中で雪がちらつくほどでした。
しかし、そんな寒さも喜びに!

到着したタイミングで本格的に雪が降り始め、景福宮での初雪を体験することができました。
まだ、観光客の足跡もなく、当時の王宮にタイムスリップした気分でした。

徐々に雪が強くなり、行きつけのカフェへ避難しました。
カフェに行くと楽しみなのが、ケーキです。
ショーケースに一つだけ残っていた、ホワイトラズベリーケーキを頼んでみると、
予想以上の美味しさで、留学中に食べた中でも一番でした。

寄宿舎へ帰るには、PCR検査を受け陰性結果を見せなければいけないのですが、
保健所からのSMSメッセージを開くことができませんでした。
持っているスマホが韓国の携帯会社でないことが原因だったようです。

のんきにケーキを食べていましたが、なんと家に帰れなってしまいました。
一緒にいた友人に状況を告げたところ、ちょうどホテルのクーポンが届いていたので、
そこに泊まることになりました。

驚いたことに、
部屋が1805号室で、数字を入れ替えると自分の誕生日(5月18日)でした!
さらに、泊まった部屋が「キングルーム」だったので、「王宮」へ行ったこととも繋がっていました!

先週から本格的に冬休みが始まりましたが、
失敗や反省が多く、自分の無力さと足りなさを感じる今学期でした。
けれど、最後までやった分、一足先にクリスマスプレゼントをもらったのかなと思います。

保健所は、休日に連絡できなかったので、土日はホテルで過ごすことになりました。
月曜日、事務の先生に事情を説明すると、代わりに保健所へ電話してくださり、
結果は陰性で無事に帰るができました。

先週は、PCR検査の結果を見ることができず、図らずも2泊3日のプチ旅行を満喫しました。
今学期、足りないながらも最後まで頑張った分の賞をもらえたのかなと思います。
それでは、また来週お会いしましょう。
さようなら。

【T】