明けましておめでとうございます。
現在、ソウル教育大学専門大学院に留学中の【T】と申します。
毎週(火)に、留学生活の様子をゆるく綴っているので、お読みしていただけたら嬉しいです。

日本で大みそかと言うと、よく高尾山に登り山頂で初日の出を見たことを思い出します。
今年は韓国に留学中ということもあり油断していたのか、初日の出のことなどすっかり忘れていました。

けれど、翌朝グラウンドから見た朝日は、今まさに地平線から登った太陽のように輝いていて、この瞬間が僕にとっての初日の出となりました。 さてさて、先週大学内のカフェに行ったところ、本人認証のQRコードがないと入店できないことに気づきました。

年の初めまではQRコードがなくても、電話番号などの基本情報を記入し、安心コール(電話一本で店の出入りを管理できるサービス)をすれば入店できました。しかし、オミクロン株により韓国でもコロナの感染対策が一段と厳しくなったのでした。

中国から来たルームメイトに事情を話すと、まず普段ニュースを見ないことについて注意され、保健所にてQRコードが発行できると教えてくれました。時には厳しく、時には優しいルームメイトにカムサハムニダ。

保健所へ行くと、韓国の通信会社に電話番号を登録していないことが原因でQRコードが発行できませんでした。しかしQRコードの代わりとなる証明書をもらいました。お店に入ることはできるのですが、店員さんも証明書を見慣れていないようで、毎回説明しなければなりません。おかげで韓国語が上達しています。海外の生活では情報が命取りですね。

大学近くの行きつけのタルト屋さん(入店2回目)があるのですが、そこの店長さんは日本語が上手で、とても親切にしてくださいます。QRコードの件を話すと、あの手この手を探って、QRコードを作ろうとしてくれました。内心、「できないだろうな」と思っていたのですが、案の定できませんでした。けれど、一生懸命助けようとしてくれたことが嬉しくて、タルトをもう一つ注文しました。生活の些細なところから、日本と韓国が仲良くなるきっかけを作れたらいいなと思います。

ところで、韓国では新年を迎えることを「送旧迎新(そうきゅうげいしん)」と言いますが、「旧年を送って新年を迎える」という意味のほかに、「古い人を送り新しい人を迎える」という意味もあります。古い自分を送って新しい自分を迎えられるよう、最後に今年の抱負を伝えしたいと思います。

去年の8月から留学が始まり、自分の主観や先入観と戦う日々が続きました。授業で出される課題の提出期限が間に合わなかったり、完成度が低かったりしました。言語が違う分、「自分なりのやり方」が浮き彫りになったと感じます。

なので、今年は「柔軟になること」を抱負にして、一年を過ごしたいと思います。
その時その時の一番いい選択肢を選ぶことを意識して生活したいです。例えば、チョコタルトかエッグタルトかを選ぶのも、自分の好みだけでなく店長さんのおすすめなども考慮した上で判断する、というようなことです。

進路についても柔軟になって、自分で自分を決めつけることなく、広く可能性を持ちたいと思います。あとは、毎日笑顔で過ごすことです。
今年もよろしくお願いします。【T】