『火金通信2022』今しかできない経験

こんにちは!
ソウル通信火曜日担当の【T】です。
日本はもう桜が咲いている頃だと思いますが、韓国はやっと花が咲き始めました。

さて、なんでも習慣になると作業になってしまうことはないでしょうか。
私は、研究や就活など毎日やっていると何のためか忘れることがあります。
すると眠くなってしまいます。

なんとなくやってしまう原因は目的と目標が意識できてないからだと気づきました。
そこで、研究や就活の目的/目標を考えて紙に書き、部屋の壁に貼ってみました。
手帳にも書いて常に可視化できるようにしました。

結果、研究も就活もどちらも将来の夢と繋がっていることが分かり、モチベアップ!
何かを頑張ろうとするとき、先のことを思い描くと精神がシャキッとするのを感じます。
明日から休みだ!と考えるだけで金曜がうれしくなったりしませんか(笑)
結局、<少しの工夫>と<考え>によって同じ時間を過ごしても、
全く<質>が変わるのだと実感しました。

学校の周り

さてさて、2月に支払った寮費の影響が大きく、生活費が底を尽きてしまいました(笑)
そのため先週はお米だけで生活していました。
最初は体がきつかったのですが、不思議なことに慣れました。(人体の不思議)
また、大学院では貧困などの社会課題について学ぶことが多いのですが
お米生活の期間で学びがより深くなりました。

当時の様子を日記に書いていたので、エッセイだと思って読んでいただければと思います。

3月26日
お金がないとどこへも行けない。
少しおいしいものを食べようと思っても食べられない。
洗濯ものでさえできない。
洗濯するくらいならキンパ(韓国風海苔巻き)を食べる。

3月28日
今日でとうとう卵もなくなった。
後は九穀米だけ。
2月にエアビーで使った2万円も未納になっている。
経済が終わった。
(2月に寄宿舎の一斉入れ替えがあり、2週間宿泊施設に泊まっていました。)

3月29日
今日の食事は九穀米だけだった。
少なくともあと2日はこの生活を続けなくてはいけない。
お腹はすくけれど10日断食するよりはましだ。
ユネスコの貧困の定義は1日1.9ドル以下で生活する人のことを言うそうだ。
僕は今1.9ドル以下で生活している。
水が飲めるだけありがたい。
グラウンドでヨガができるから最高。

3月30日
1.9ドル生活になってから2日が経つ。
僕は住むところもあるし飲む水もある。
だけど本当に貧困の人たちは食べるものの栄養もなければ飲む水も汚いし家もない。
どれだけ貧乏になろうと貧困の人たちの心を知ることはできない。

3月31日
どうすればいいんだ。
お金がないと生きれない。
早く九穀米生活抜け出したい。
おいしいけど。

これは助けを求めているのではありません。
伝えたいのは、ただ元気だということです。
むしろ今しかできない体験に感謝しています。
どんな困難な状況でもそこから楽しさを見出すことが生きがいだと感じています。
日本にいれば日本人であることによって日本という制度に守られ生きます。
言語や文化が分かるということだけでステータスであり職も得ることができます。
外国人であることがどういうことなのか、少し分かった気がします。

図書館にて

さすがにこれはまずい!と思い、飲食店へアルバイトの面接に行きました。
途中で道に迷ってしまい店長さんに電話すると、
寝起きだったらしくまだ自宅にいるとのことでした、、、
結局面接はなしになりました(笑)

財布にはかろうじて10000ウォン(約1000円)入ってたので、
帰りにNo Brandという韓国の業務スーパーへ行き、
500円で24個入りミニカスタードケーキを買いました。

久々のお菓子だったので全部食べてやる!と意気込んだのですが、
15個食べたところで限界がきました。

図書館4階テラスにて

あれこれ書きましたが、
とにかく元気でやっているということ伝えたいと思います。
先週はあまり韓国ならではの経験もなかったので、日記をそのまま載せてみました。

それでは、また来週〜さようなら~
【T】