『火金通信2022』はじめてのソウル観光案内

こんにちは。
ソウル教育大学専門大学院に留学中の【T】です。

ソウル教育大では6月18日(土)から夏休みになりました。
休みの一週間前、高校の担任の先生から連絡があり、娘さんがソウルで留学を始めたので、留学の経験などを話してほしいとのことでした。

高校卒業後もたくさんお世話になっている先生なので、娘さんを生の分身だと思って当日まで準備しました。
まずは、場所の候補を挙げて、行きたい場所を尋ねて仁寺洞(インサドン)に決まりました。
当日はお昼から会う予定だったので、ランチのお店を決めました。

初めは、行ったことのあるお店の中から紹介できたらと考えましたが、待ち合わせの駅の近くにそのようなお店があまりありませんでした。
いくつか候補を挙げて尋ねてみると、ソルロンタンが食べたいと言ってくれたので、2022年のミシュランガイドに載った『イムンソルロンタン』というお店に行くことになりました。

そして、限られた時間でできるだけ多くの観光地を回れるように、光化門(クァンファムン)、安国(アングク)、仁寺洞(インサドン)などの名所を中心に3通りほどコースを考えました。
しかし、計画してもその通りにはいかないという考えに至り、当日の相手の様子に合わせて行く場所を決めることにしました。

NEVER MAPから参照

当日、14時に鐘路3街(チュンノサムガ)駅で待ち合わせをし、10分ほど歩いたところでお店につきました。
先生の娘さんと会うのは初めてでしたが、歩き方が先生にそっくりだったので、親子だと確信しました。
ソルロンタン(牛肉煮込みスープ)を注文すると、とてもおいしいと言ってくれたので、ミシュランガイドを信じてみて正解だったと思います。

1時間ほど食事をしながら話し、仁寺洞へ向かいました。
仁寺洞は伝統文化の街と言われ、通りには服屋さんやカフェ、伝統料理屋さんなどが立ち並んでいます。
雑貨屋さんが好きだと話してくれたので、「サムジキル」を紹介しました。

「サムジキル」は地下1階から4階(屋上)まであるショッピングモールで、通路が下の広場を囲むような造りになっています。
2階までは階段で上がるのですが、そこから4階までは一本の通路でつながっています。
中に入っているお店のほとんどが雑貨屋さんで、特にハンドメイドのお店が多く、中には実際にハンドメイド体験ができるお店もあります。
ライトアップされると、建物全体がきれいに光るのが印象的です。


仁寺洞の通りを抜けてから、西側にある景福宮(キョンボックン)に向かいました。
エッセイが好きだと話してくれたので、景福宮から南に下り、カンファムン駅方面に向かいました。
「キョボ文庫」という大きな本屋さんを紹介し、10分ほど探した末、一冊本を購入していました。
18時30分から、前の広場ではコンサートが開催される予定だったのですが、1時間ほど時間があったので、アングク駅にある、お寺をリメイクした「オニオン」というカフェに向かいました。

しかし、席が空いていなかったのでもう一度クァンファムンに戻り、コンサートを聴くことにしました。
会場に到着すると演奏の合間のトークの時間でした。
席に座ると再び演奏が始まり、ジャズが演奏されました。
その曲は一番好きな曲だったそうで、運が良い人だと思いました。

この時点ですでにたくさん歩いていたのですが、心配して尋ねると、歩くのが好きなので大丈夫です!と答えてくれました。
それならばと、昨年行った「ナクサン公園」を紹介してみました。
ソウルには昔の城郭が多く残っているのですが、ナクサン公園もその一つです。
天気が良い日には、展望台からきれいな夕日を見ることができます。

クッキー好きだと聞いたので、「ベンズクッキー」というお店に寄りました。
クァンファムンからフェギ駅までバスで向かい、そこから歩いて10分ほどでナクサン公園につきました。
城壁のあるところまで登ると、ちょうどライトアップが始まり、歴史的な風景から一転して、きれいな夜景に変わりました。

そしてこの公園で、信じられないことが起こりました。
ベンチに座って先ほど買ったクッキーを食べ始めたその時、空から大きな流星のようなものが流れてきました。
後ろにいた女性たちが「ナンジャ・チング!ナンジャ・チング!(彼氏!彼氏!)」と願い事をしていたのですが、後日調べてみると뼐똥별(ピョルトンピョル:流れ星)だと分かりました。
あまりにも大きかったので、その時は隕石が落ちたかと思いました。

ナクサン公園の後は、カンジャンシジャン(広蔵市場)の屋台に行き、チジミを食べて解散しました。

この経験を通して、計画を立てることとその場で判断すること、両方が大切なのだと学びました。
そして、誰かのために立てる計画だからこそ、より真剣になれるのだと分かりました。

本屋の目の前でコンサートが開催され、ちょうど好きな曲を演奏されたこと、、、
ソウルの空に隕石と思うほど大きな流れ星を見たこと、、、
これらはどんなに計画を立てても予想できなかったことでした。

しかし、今までの経験や知識をもとに計画を立てたうえで、実際に相手の反応や対話の中での言動をヒントにしながら行く場所を判断したからこそ、たくさんの奇跡が起こったのだと思います。

屋台のチヂミ(5000ウォン)

初めて観光案内をしてみましたが、自分の経験や持っている情報が人の役に立つことが楽しいと感じました。
貴重な機会を与えてくれた、先生と娘さんに感謝したいです。

そして、疲れた顔を見せず、たくさん歩いてくれた娘さんに、お疲れ様と伝えたいです。
帰国まで残り2週間を切りました。

まだ行ったことがない場所に行き、もっとソウルを案内できるようになりたいです。
それでは、さようなら~
【T】