日光合宿便り#07 日光合宿の感想

今回の合宿は日光に行くことになった。私は初めての日光なので、ワクワクの気持ちがいっぱいでずっと楽しみにしていた。出発する前に、いろいろな資料を調べてみて、一層期待感を抱いた。

一日目は中禅寺湖と華厳の滝に行った。中禅寺湖は湖面から遠くの山まで綺麗な青色にまみれ、日に照らされ鱗のようにきらきら輝き光っている。湖畔に沿ってうろうろ散策し、のんびりしていて心地よかった。ふと見上げると、真っ青な空が晴れ渡って、男体山がたくましくそびえている。少し歩いてみると、華厳の滝に到着した。ひんやりと湿った濃い霧と一気に落ちる滝が鮮やかな白色と水色に染められ、とても壮麗で美しかった。エレベーターに乗って観瀑台に行ってみて、まっすぐに落下する滝が目に入った。圧倒的な迫力を見せる華厳の滝を眺めつつ、豪快な水音が途切れなく響き渡るのを聞きながら、壮大な景色を楽しむことができた。今は日光に訪れる観光客がいちばん多い紅葉の季節ではなく、寒気がまだ残っていて、新緑がまだ芽吹いていない冬と春の移り変わり目だ。にもかかわらず、心を和ませる中禅寺湖と壮観な華厳の滝をたっぷり満喫した。

 

日光の名産は湯葉だ。湯葉ラーメン、湯葉コロッケを食べてみると、豆乳の味がして、食感はモチモチでとても美味しかった。夜は伝統的な温泉旅館に泊まった。温泉は何回も入ったことあるが、今回も来る前にずっと期待していた。熱い湯に入って、全身がぽかぽかしてきて、とても気持ち良かった。

二日目は東照宮に行った。残念なことに、天気がよくなかった。大雨が降っていて、寒い風も吹いてきた。東照宮は徳川家康を神格化した東照大権現を祭る神社だ。境内の華麗なる装飾と豪華な造りが有名で、社殿も非常に絢爛で色とりどりに美しく建てられている。特に境内の彫刻が印象に残った。「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿の彫刻があり、猿が馬を守る動物であるという伝承から用いられている。想像の象は、象の実物を知らずに想像で彫刻したとされ、生き生きとして迫力がある。他に眠り猫や竹に雀などがあるが、どれも精細で綺麗に彫られた。

東照宮には歴史的な建物や美しい彫刻があり、金や赤、緑などの鮮やかな社殿に目を奪われた。本殿に入って、敬虔に参拝すると、心がなんとなく和やかになった。ここで朱印帳を買って、東照宮をはじめとし、これからも日本全国の神社やお寺の朱印を集めようと決めた。

 

今回の合宿はとても楽しかった。徳川家康についての歴史を身につけ、美しい絶景が見ることができ、荘厳で壮麗な東照宮で参拝し、温泉に浸かっていっぱい楽しみ、本当に最高の旅だと思う。