10月22日、ソウル市立大学校・北京師範大学のサマープログラムに参加した学生による合同報告会が行われました。
学生たちは留学期間中、授業後や週末の時間を活用し、事前学習で設定したテーマに基づいてグループ、個人で調査を行い、その成果をまとめて発表しました。各グループのプレゼンテーションには、現地で実際に見て、感じたリアルな視点が詰まっていました。
ソウル市立大学校に参加した学生たちは、「都市空間における韓国と日本の建築比較」、「韓国の若者文化」をテーマに発表しました。
「都市空間における建築比較」では、歴史的建築物・商業建築物・住宅建築に分けて、日韓の特徴を比較しました。同じ機能を持つ歴史的建物や、ポップアップストアを中心とした商業空間、住宅様式の違いなどを興味深く紹介し、文化や生活様式の違いが都市空間のデザインにも影響していることを感じさせる内容でした。これから映画や韓国関連のコンテンツを見る際には、そうした視点からも楽しめるようになるでしょう。

「韓国の若者文化」では、K-POP、K-ビューティー、ソンス(聖水)エリアの最新トレンド、プリクラの日韓比較、ヘルス&ビューティー産業などをテーマに、実際に訪れ体験した内容をデータとともに調査・分析しました。特に、韓国の若者文化が一つの産業として成長し、海外市場にも大きな影響を与えているという点が印象的でした。単なる流行ではなく、文化が経済的価値へと発展している姿を的確に捉えていました。

北京師範大学に参加した学生たちは、「観光地に見る中国の公衆衛生と安全意識」、「北京の都市構造」、「中国の食文化」をテーマに発表しました。
「公衆衛生と安全意識」では、私たちが抱きがちな固定観念と実際の現場との違いをテーマに、頤和園、ユニバーサル・スタジオ、王府井、万里の長城などを訪れた体験をもとに発表しました。どんな事実も「自分の目で確かめる姿勢が大切だ」というメッセージが印象的でした。「北京の都市構造」では、都市の構造が歴史と密接に関係していることを紹介しました。目的別にエリアが分かれている点や、地下鉄と道路がほぼ同じ形状で重なっている点など、都市設計のユニークさが伝わりました。さらに深く研究していくことでより多くの発見が得られそうでした。

「中国の食文化」の発表では、キャンパス内に7つもの学生食堂があることに驚きました。 メニューごとに‘重さ’で会計するシステムや、日本ではあまり見られないカエル料理など、ユニークな食体験が印象的でした。 また、「お茶が甘く、果物が安くてとても美味しい」という話を聞き、いつか中国を訪れて実際に体験してみたいと思いました。
今回の報告会では、単なる旅行体験の共有にとどまらず、学生一人ひとりが自ら見て、感じ、考えたことを自分の言葉で表現していました。 文化の違いを比較するだけでなく、互いの社会や生活を理解しようとする姿勢が感じられ、短期間のプログラムながら、確かな成長と学びが見られました。
発表中の笑顔や活気ある雰囲気からも、学生たちが充実した時間を過ごしたことが伝わってきました。



