こんにちは、私は中国上海にある華東師範大学に留学中の【M.K】です。
今回は、私が今まで経験してきた旅行で得た気付きを共有したいと思います。その気付きというのは、中国の博物館はテーマパークレベルに栄えている、ということです。
昨年の9月に上海に来てから、合間の時間を縫って上海含め計17都市を旅してきました。私は行ったことのない場所を旅行する際、中国のSNSである程度下調べをしてから行くのですが、SNSの投稿のテーマとされるものが日本と大きく違うように思えます。日本のInstagramやXなどでは目的地の地名で検索すると、美味しいご飯屋さんだったり、有名な商店街だったりが紹介されている印象が強いですが、中国の小红书というアプリで地名を検索すると、歴史的価値のある場所(遺跡や城、建物など)や、博物館などがおすすめに出てくる印象です。
その中でも博物館は、楽しみ方が日本とはかなり違うイメージです。私が日本の博物館に持つイメージは、家族連れがたくさんいる・社会科見学で行く場所といった感じなのですが、中国の博物館は老若男女問わず、人で溢れかえっています。連休に博物館に行くと展示物は見えず、人の頭しか見えないこともあります(笑)。私は、それだけ中国では博物館を周るということが普及している、ということだと考えます。
日本の大学で博物館の役割に関しての講義を受けたことがあるのですが、日本の多くの博物館は入場者を集めることや、入場者を楽しませる設備を考えることにとても苦労しているそうです。その点、中国ではカップルのデートに使われていたり、若い女性がグッズを集めにきていたり、様々な楽しみ方がある印象です。博物館を訪れる人が多い理由として、中国の『スタンプ』文化があるのではと私は考えます。

中国では観光スポットのいたるところにスタンプが置いてあり、そのほとんどがその場所限定の物となっています。近年はスタンプのクオリティも上がってきていて、「このスタンプを押しにあそこに旅行に行きたい」という客層も増えてきています。博物館には大体グッズ売り場が併設されているのですが、その中にスタンプコーナーがあり、有名な場所ではスタンプコーナーだけで長蛇の列が生まれていることもあります。
また、『グッズのクオリティと手に取りやすい価格』も、博物館の来客数の多さに関係していると思われます。博物館で売られているグッズは、基本的にその博物館に展示されている展示品をもとにデザインされていることが多いです。それが小さいノートや、マグネットとして売られているため、思わず手に取りたくなるようなものばかりです。
そして老若男女問わず愛されている理由は、『休憩場所』が多いことだと思います。博物館には大量の椅子が設置されており、自販機やカフェなど旅で疲れた時にぴったりな場所になっています。休憩の「ついで」ではあるものの、展示コーナーを見れば新たな発見や驚きが博物館の中にはあるはずです。このような博物館側の戦略も、お客さんを楽しませる一つの要素になっているのだと思います。
私は日本にいた時博物館にはそこまで興味が惹かれませんでしたが、中国を旅するようになってから、行く都市の代表的な博物館は絶対に行かないと気が済まないレベルの博物館好きになってしまいました。中国を旅行する機会がある方は、ぜひ博物館にも足を運んでみることをお勧めします。

